4月は嫌いだなぁ～

2年に1回の診療報酬改正。今回は助かったけど・・・

4月は新入社員が入社し企業にとっては新たな1年がスタート。
気合いも入っていることでしょう。
でも気合い入れて仕事するのはいいが、はっきり言って迷惑です。

1日数回電話がかかってきます。

「オカヤスの◯◯ですが、院長先生いらっしゃいますか？」

「オカトウのＸＸですが、院長先生いらっしゃいますか？」


ところで『オカトウ』って何だ？地名か？会社名か？

『岡藤商事』って言ってもらえれば
「あぁ、先物かぁ！いらん！」と電話も切ることが出来るのだが
『オカトウ』としか名乗らない。

まさか自分とこの企業名を省略して名乗らないだろうからきっと違うんだろうな。
おいらが薬屋に電話かけるのに「さわむらですが・・・」とは言わないもんな。

んで『オカトウ』って～のが何なのか解らないので知りたいと思って。。。


業「オカトウのＸＸですが、院長先生いらっしゃいますか？」

私「どのようなご用件ですか？」

業「院長先生でいらっしゃいますか。」

私「いいえ、違います。事務のモノです。」

業「院長先生お手すきですか？」

私「どのようなご用件でしょうか？」

業「先日お送りした資料の件で。」

私「あぁ、勉強会の関係の資料ですよね。」

業「そんなようなモノです。」

私「少々お待ち下さい。」

～これから15分くらい放置（エリーゼのために）～


私「オカトウのＸＸさまですよね、院長に確認したところ解らないとのことですがどのような資料ですか？」

業「オレンジの封筒で・・・・」

私「はい、少々お待ち下さい。」

～これからまた10分くらいエリーゼのために～


私「やはり解らないとのことですが、どのような用件だったのですか？」

業「営業のご挨拶をと。」

私「どのような？」

業「資産運用なのですが・・・」

私「少々お待ち下さいね。」

～これからまた5分くらいエリーゼのために～

私「興味ないそうですぅ～ガチャ」

もうさすがに帰りたかったのでおしまいにしたがもうちょっと粘れば良かったかな？

それにしても電話勧誘はひとりにあまり時間かけないものだが30分も付き合ってくれるなんてｲｲ奴だったな。新入社員かな？

クリニック診療時間変更

来年の保険点数改訂に戦々恐々とする中、
クリニックが生き残るためにはどうしたら良いか？

たぶん一般市民はまだ医者が不当に儲けていると思っていることだろう。

だ、か、ら、、、そりゃ錯覚だって。

保険診療している医療機関（無保険の美容系は知らんけど）は
み～んなキュウキュウなんだって。

突然閉院そして樹海行きのバスに乗り込む医者がどれほど多いことか。

借金が無いだけ余力はあるけど、うちも例外ではありません。


さてマイナス改訂確実な状況で一体何が出来るだろうか？
事務長の腕の見せどころ。

１人の単価を上げるのは無理だから患者数を増やせばいいんだな。
では、患者数はどう増やせばいいんだ？やっぱりSEOだな。
でも素人なりに結構頑張ったけど限界を感じるなぁ、金はかけたくないし。
他に患者数を増やす方法は？
ポンポン、そうだ！最高に良い方法思いついた！
「先ずおいらが性病に感染→夜の蒲田で豪遊→あら不思議、患者さんいっぱい」
・・・非人道的だし何よりおいらが自ら犠牲になるのはイヤ。性病に感染するまでの経費もたぶん落ちないし・・・却下。

えぇいっっ！しゃ～ない、診療時間延長だ。
１分で考え即決定。院長に事後報告。

2008年1月より
平日18時半までを19時までに30分延長
土日13時までを12時半までに短縮
よっておいらの労働時間は1時間延長。

まぁ、これでマイナス改訂乗り切れればいいんだけど・・・

完璧な人間なんて・・・

いやしない。と思っておりますが、いかがでしょう？

おいらは「喜怒哀楽」という感情を持っています。

医療に携わる人間は患者さんに従順たれ！とでも言いたいのでしょうか？

確かに患者さんに失礼があってはならないと常日頃から思っております。できるだけソフトに応対できるように心がけております。なかなか難しいけど。

でも、元々は反逆児。納得がいかないことや大柄な態度を取られるとスイッチが入っちゃうんですよね。

特に最近大威張りで大柄な患者さんが多い気がします。
医療機関と患者さんは対等な立場ではないらしい。患者様と呼び、患者様がご気分よろしくお帰りになられるよう絶対服従の将軍様扱い。

最近マスコミにかなり毒されておりますな。

ちょっとでも気分を害そうものなら、匿名であること無いこと悪口をかかれる始末。

匿名で批判とは、自分の正義を他人に押し付けてそれに対する反論には絶対的に拒否する行為ですよ。

おいらは医療機関と患者さんは対等な立場であると信じております。
でなければ患者さんが辛そうだな、かわいそうだななどと感情移入できません。
上辺だけへいこらし、あとで馬鹿な奴だと舌を出す人間にはなりたくはない。アットホームとはそういうことだと思っております。
どうぞご来院の際には何なりと世間話を振ってくだされ。おいらの趣味は草野球・アウトドア・海釣りですよ～

逆に患者さんだって必要以上にDr．に畏まる必要はないわけだし。

おいらは完璧な人格者ではありません。医療従事者としては失格だと言われればそうなのかもしれません。でも社会人失格とまで言われるとな～
へこんじゃうな～

その方がどれだけ素晴らしい人格の持ち主なのかは別として・・・

不定期に日曜日診療中♪

『当クリニックは日曜日も診療しております。』

開業当時は日曜日はお休みでしたが、平成１６年１月より１年間限定テスト形式で（日曜日開けたはいいけど患者さんが予想ほど来なければいつでも止めれるように）始めました。

１年間限定のはずがズルズルと今日に至っております。

目的としては、性病科は比較的患者層が若いのでお仕事お休みの日に開けておけば来やすいだろう、と表向きは患者さんへの配慮から我が身を犠牲に・・・
でもホントの理由は当時やらないわけにはいかないほど厳しい財政状況で、貧乏ヒマなしっ！休んでいる場合ぢゃないっっ！
それに日曜日に仕事してれば院長もゴルフに行けず散財も出来まいてと・・・

現在、財政難を何とか乗り切りそろそろ日曜日はお休みにするかな？ってゆーか、休みてぇ！

未だに医師会にも保健所にも届けを出していないし建前上は日曜休診。いつ何時止めてもいいので気楽だ～
と思っていたら、大森医師会のＨＰではしっかり日曜日診療となっておりました。止めるに止められねぇ・・・

というわけで今後は、

『当クリニックは日曜日も診療することがございます。』

とお考え下さい。

日曜日はこちらの都合でいつでも休診に出来る不定期診療といたします。

酔っぱらいの愚痴・・・もっと過激に・・・

言いたいことを歯に着せずブチまけようとブログなんぞを立ち上げたが、公開しているとなかなか本音が言えないモノですねぇ・・・
さて、うちのクリニック。７月で丸４年が経ちます。最近では経営上何とかプラス収支ですが、３年目まではマジで酷かった・・・運転資金が無くて給料は遅れがちだわ、現金無くて備品が買えねぇ・・・
『開業医は儲かるっ！』いつの時代だ？んなの錯覚だよマジで。患者さんのためなんて思っていたら儲かりません。どなたかがおっしゃっておりました。『金が儲かったウラでは必ず誰かがソンをしている』と。
村上ファンドの村上さんが今日会見でおっしゃっておりました。『法律を遵守した上での金儲けがそんなに悪ですが？』と。
おいらの答えは『悪です。』たとえ法律を遵守していたとしてもそこに犠牲になった方がいらっしゃれば。
医療業界は正にそうです。金儲けのすべが無いわけではない。でもまともな医療をしようと思えば現行の決まり事の上では金儲けは出来ない仕組みになっています。法の中でいかに儲かるかを考えるよりも人様に後ろ指を指されない仕事をして結果赤字にならなければ・・・と考えるおいらは経営者としては甘いんでしょうね。
マスコミに毒されている一般人は医者は不当に設けていると思っているのでしょうが、そんな甘い商売ではありません。おいらから言わせれば、６年間も最高峰の教育を受け、国家試験に合格して医師になり何年間か研修し、知識学術見識を高め世に出た後も生涯勉強の医師はもっと報酬が高くても良いと思うな。厚労省のバカ役人の方がよっぽど貰ってる。社会保険庁のバカ職員の方がよっぽど金使ってる（人様のゼニ）。
尿閉で苦しんでいる患者さんがいらっしゃいます。導尿で楽にしてあげました。500円。トイレのパイプが詰まりました。クラシアンに直して貰いました。8,000円。どうよ？